2016年10月2日日曜日

Hamilton - Your Obedient Servant

バー:
ハミルトン、あの傲慢な移民の孤児、
私生児、淫女の息子が
トーマス・ジェファーソンを支援したというのか、
奴が出会い頭から疎んでいたはずの仇敵を
ただ私の勝利を阻むためだけに?
私はたどり着きたかった
全てが決められる その肝心の部屋に
だがお前は私を阻んだ
その肝心の部屋から
もはや我慢ならない

拝啓 アレクサンダー

私は温厚な人間だが
今回ばかりは言わせてもらおう、
君が私の人生に及ぼす影響を考えて
私のこれまでの失敗を振り返ってみたが
そのいずれにおいても
共通したのは君の失礼な言動だ
君は私を「道徳に欠く」 
「危険で恥ずべき男」などと呼んだらしいな
言いたいことがあるなら
時間と場所を決めたまえ
面と向かって聞いてやる

敬具
あなたの忠実なるしもべ
A. バー

ハミルトン:
副大統領どの

君が人に信用されないのは僕のせいではない
君の考えること 信じるものが誰にも分からない
僕は自分の意見をあいまいに誤魔化したりはしないし
いつだってはっきりと主張してきた
仮に 君のいうそれらの発言を僕がしたにしても
もっと詳細に不満の根拠を示して頂かなくては困る
ここに過去30年間の我々の不和の項目を記しておこう

バー:
冗談だろ

ハミルトン:
言っておくが 僕はいつだって逃げも隠れもしない
人々の視線をおそれずに
ただこの国のために最善を尽くしてきた
争いは僕の望むところではないが
自分が正しいと信じてとった行動を謝罪する気はない

敬具
あなたの忠実なるしもべ
A. ハミルトン

バー:
よく考えて行動したまえよ
なるほど君の言動には自制がきかないようだな
謝罪をしないのならば
怪我をする覚悟はできているのだろうな

ハミルトン:
バー、君の怒りはもっともだが
僕は自分の言葉に責任をもつし 主張をまげるつもりはない
君は私欲や保身のためにしか動かないじゃないか
結局 君はそういう男なんだ
事実を述べただけなのに謝罪なんてできないよ

バー:
ならば勝負を受けろ、アレクサンダー
夜明けに ウィーホーケンだ
銃を持ってこい

ハミルトン:
受けて立とう

バー、ハミルトン:
敬具
あなたの忠実なるしもべ

ハミルトン:
A. ハミルトン

バー:
A. バー

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