イライザ:
アン ドゥ トロワ
カトル サンク シス
セット ユイット ヌフ
フィリップ:
アン ドゥ トロワ
カトル サンク シス
セット ユイット ヌフ
イライザ:
そうよ!
アン ドゥ トロワ
カトル サンク シス
セット ユイット ヌフ
フィリップ:
アン ドゥ トロワ
カトル サンク シス
セット ユイット ヌフ
イライザ:
セット ユイット ヌフ──
セット ユイット ヌフ──
フィリップ:
セット ユイット ヌフ──
セット ユイット ヌフ──
イライザ、フィリップ:
1 2 3 4 5 6 7 8 9!
ハミルトン:
親愛なるアンジェリカ
「明日、また明日、そして明日と 日々はゆっくりと忍び寄ってくる」
君は題名を言わずとも分かるだろうね
この引用元、僕とはまた違うひとりのスコットランド人の悲劇を
連中は僕をマクベスだと思ってる
彼らにしてみれば僕の抱く野望こそが愚行で
僕の博識ぶりは奴らにとっては 痛烈にやっかいなもんなんだ
マディソンはバンクォウ、ジェファーソンがマクダフ
バーナムの森たる議会は まさにダンシネイン城へ向かっているところだ
ハミルトン、アンジェリカ:
そして あなたは海の向こうにいる
どうしてそばにいられないんだろう?
会いたいという気持ちがようやく落ち着いても
次の手紙が届いて
すぐにまたあなたのことを考えてしまう…
イライザ:
休憩の時間よ
ハミルトン:
すぐに行くよ
イライザ:
夕食の前に ちょっとしたサプライズがあるの
ねえすぐに来て
ハミルトン:
うん、あとちょっとで切り上げるから
食事はとっておいてくれ
イライザ:
アレクサンダー
ハミルトン:
わかった、わかった、いま行くよ
イライザ:
あなたの息子は今日で9つになるのよ
お披露目したいことがあるんですって
ずっと練習してたの
さあフィリップ、見せてあげて──
フィリップ:
ねえパパ、いくよ──
僕はフィリップ
僕は詩を書く
この詩も 聞かせたかったんだ早く
僕は 今日でようやく9歳
韻を踏ませりゃ誰にも負けない
ハミルトン:
すごいな!
フィリップ:
ママに習うよ フランス語にピアノと
妹はいるけどつぎ欲しいのは弟
パパが取り組む ナショナル・バンク
アン ドゥ トロワ カトル サンク!
ハミルトン:
ブラボー!
イライザ:
休憩しましょ
ハミルトン:
僕らの息子は大したもんだな
イライザ:
夏のあいだ 一緒にゆっくり過ごしましょう
アップステートで
ハミルトン:
イライザ、課題が山積みなんだよ
イライザ:
父の家に滞在できるわ
素敵な湖があるの
ハミルトン:
わかってるよ
イライザ:
近くの公園に
ハミルトン:
僕だって行きたいんだよ
イライザ:
夜になったら二人で 一緒に行けるわ
ハミルトン:
なんとか時間を作ってみるよ
アンジェリカ:
親愛なるアレクサンダー
なんとかジェファーソンを懐柔しなくちゃ
話し合って歩み寄るの 合意できるまで諦めちゃダメよ
忘れないで あなたの大好きな義姉が
海の向こうでいつだってあなたを応援してるわ
2週間前に届いた手紙でね ひとつ気づいたことがあったの
言葉の途中にあなた コンマを入れたでしょ
意味が変わっちゃうのに わざとやったの?
たったそれだけのことが 今は気になって仕方ないわ
ハミルトン、アンジェリカ:
「親愛なるアンジェリカ(my dearest Angelica)」
アンジェリカ:
そう書くところをあなたは 間にコンマを入れて
「最愛の人、アンジェリカ(my dearest, Angelica)」って
まあいいわ 本題はね
私 この夏はアメリカに帰ることにしたの
妹が誘ってくれたから
アップステートで あなたたち一家と一緒に過ごせるわ
あなたが忙しいのも 仕事がとても大事なのもわかってるけれど
私は海を渡って行くのよ とても待ち遠しいわ
ハミルトン、アンジェリカ:
海の向こうなんかじゃない
すぐそばにいられる…
イライザ:
アレクサンダー、降りてきて
今日アンジェリカが到着するのよ!
イライザ:
アンジェリカ!
アンジェリカ:
イライザ!
ハミルトン:
スカイラー姉妹だ!
アンジェリカ:
アレクサンダー
ハミルトン:
やあ
アンジェリカ:
会えて嬉しいわ
イライザ:
アンジェリカ この人に言ってあげて
あなたの夫のジョン・アダムズは 夏の休暇を家族と過ごすんだって
ハミルトン:
アンジェリカ 僕の妻に言ってあげてくれよ
君の夫のジョン・アダムズは 仕事らしい仕事をしてないんだって
アンジェリカ:
…まさか あなた来ないつもりなの?
ハミルトン:
残念ながら 一緒にアップステートには行けそうにない
アンジェリカ:
アレクサンダー、私ははるばる会いに来たのよ
イライザ:
遠いところを来てくれたのに──
アンジェリカ:
はるばる──
イライザ、アンジェリカ:
休暇をとりましょうよ
ハミルトン:
僕の案を議会に通さなくちゃならないんだ
イライザ、アンジェリカ:
夏のあいだ 一緒にゆっくり過ごしましょう
アップステートで
ハミルトン:
議会の承認を得られなきゃ 僕はこの職を失ってしまうよ
イライザ、アンジェリカ:
みんなで父の家に滞在できるわ
イライザ:
素敵な湖があるの
近くの公園に
二人で 一緒に行けるわ
休暇をとって ゆっくりしましょう
アンジェリカ:
あなたがいなきゃつまらないわ
勇気をしぼりだすのよ
イライザの言うとおりよ
少しは休まなきゃ
夏のあいだ 一緒にゆっくり過ごしましょう
アップステートで
イライザ:
アップステートで
一緒に過ごせるわ
アンジェリカ:
みんなで父の家に滞在できるわ
時間をかければ ちゃんと成功するわよ
イライザ:
ねえ見て
今を生きていることが どれほど恵まれているか
アンジェリカ:
目をつむって夢見るの
夜になったら
イライザ:
夜になったら二人で一緒に行けるわ
イライザ、アンジェリカ:
休暇をとりましょうよ
ハミルトン:
この政策を議会に通さなくちゃいけないんだ
議会の承認を得るまで 足を止めるわけにはいかないんだ
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