2016年10月1日土曜日

Hamilton - (Yorktown) The World Turned Upside Down

1781年 ヨークタウンの戦い

ラファイエット:
ムッシュー・ハミルトン!

ハミルトン:
ムッシュー・ラファイエット!

ラファイエット:
指揮を執るんだな 君に相応しい場所だ

ハミルトン:
何ていうんだっけ、ああ シンパイゴムヨウってね
ようやく戦場に立てた 長い道のりだったな

ラファイエット:
俺たち移民に

ハミルトン、ラファイエット:
あとはお任せあれ、だね

ハミルトン:
戦争に勝利したら君はどうするんだ?

ラファイエット:
フランスに戻るよ
叶うならば 祖国の人々にも自由をもたらしたいところだ

ハミルトン:
その時には俺たちも助太刀しよう

ラファイエット:
さあ、部下を率いて行きたまえ

ハミルトン:
向こう側で会おう

ラファイエット:
また会う時まで さあ行くぞ!

このチャンスをふいにする気はない!
一発かましてやるんだ!
俺達はこの国とおんなじ
まだ若く未熟でハングリーだ
そして黙って大人しくしてるつもりはない!

ハミルトン:
この世界を変えてやるまで…

この世界が変わるまで!

ハミルトン:
これまで幾度となく死の瞬間を想像してきた 今では記憶のようにすら思える
今が その訪れなのだろう
地面を踏みしめ 敵を前方に捉えている
もしここで終わりだとしても 友が隣にいてくれるんだ
武器を手に 命令を胸に 部下とともに
そこでふと思い出す イライザが俺を待っていることを…
それどころか 彼女は身籠っているんだ
行かなくては すべて終わらせて
新たな国を始めるんだ そして我が子に会うんだ!
銃から弾を抜け!

アンサンブル:
何だって?

ハミルトン:
銃を空にしておくんだ!

アンサンブル:
何だって?

ハミルトン:
隠密行動を取るんだ 一丸となって進むぞ
闇夜にまぎれ 一発の弾に未来を賭ける
万が一にも 暴発で敵に気づかれるわけにはいかん
敵の懐に飛び込んで戦う チャンスを掴んで離さず行くぞ
失敗すれば命はない
合言葉は「ロシャンボー」だ 分かったか?

アンサンブル:
ロシャンボー!

ハミルトン:
命令の通りだ さあ 行くぞ!
そしてアメリカの試みが始まる
親友たちは各々 違う場所で活躍した
ローレンスはサウスカロライナで 勇猛果敢に戦う

ハミルトン、ローレンス:
奴隷制度を廃止するまで 真の自由は訪れないぞ!

ハミルトン:
なんとか英国軍を追い払うと
ラファイエットが待っている──

ハミルトン、ラファイエット:
チェサピーク湾で!

ハミルトン:
計画が成功するって なぜ分かってたかって?
スパイを送り込んでいたのさ そう

ヘラクレス・マリガン!

マリガン:
英国政府にスパイを働く 仕立て屋さ
服の寸法とりついでに 情報をいただき
こっそり兄弟の革命組織に流してたんだ
自由の息子達とともに活動してんだ 最高だね
アメリカのごろつきどもに喧嘩売るとどうなるか
これでよくわかったろ
このクソまみれの現状 誰かが片づけてやらねえと
ヘラクレス・マリガン 自己紹介はいらねえだろ
何べん倒されても また立ち上がって見せるぜ!

左向け! 右向け! 待て!
進め!


ハミルトン:
一週間 続いた戦いの後
赤いコートを着た若者が欄干に立った

ラファイエット:
男が必死に白いハンカチを振るのを見て
俺たちは銃口を下ろす

マリガン:
そうして、戦争は終わった
俺たちは負傷者を介抱し 死者を数える

ローレンス:
黒人兵も白人兵も同様に 呆然と考える
これで本当に 自由を手にしたと言えるのか

ワシントン:
いや、まだだ

ハミルトン:
我々は降伏条件の交渉を行う
ジョージ・ワシントンが微笑むのを見た
俺たちはヨークタウンから英国兵たちを送り出す
連中は一列縦隊でよろめくように帰っていった
何万もの人々が通りに溢れかえる
歓喜の声と 教会の鐘が鳴り響いた
そして 敗れた敵兵が退却していくなか
彼らの口ずさむ 酒場歌が聞こえてくる…

世界がひっくり返った…
世界がひっくり返った…
世界がひっくり返った…

ラファイエット:
アメリカに自由を! フランスに自由を!

ハミルトン:
新たな国を始めるんだ
そして我が子に会うんだ

マリガン:
勝ったぞ!

マリガン、ラファイエット、ローレンス:
勝ったぞ!

世界が変わったのだ!

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