2016年10月1日土曜日

Hamilton - That Would Be Enough

イライザ:
ねえ見て いまこの瞬間を生きていることが
どれだけ幸運か…

ハミルトン:
いつからわかっていたんだ?

イライザ:
ひと月と少し

ハミルトン:
イライザ、すぐ教えてくれたらよかったのに

イライザ:
ひと月前に、将軍宛に手紙を出したわ

ハミルトン:
まさか

イライザ:
あなたを家に帰して貰うよう頼んだのよ

ハミルトン:
僕に言ってくれるべきだったんだよ

イライザ:
後悔はしていないわ
戦争が終結するまで あなたが戦うつもりなのはわかっていた

ハミルトン:
戦争はまだ終わっていない

イライザ:
でも あなたは息子に会う資格があるでしょう
ねえ見て いまこの瞬間を生きているのが
どれだけ恵まれたことか

ハミルトン:
君を満足に養っていくこともできない
僕のような貧しい男の妻で 君は幸せだというのかい?

イライザ:
私はあなたの妻になれて幸せよ
ねえ見て…
いま あなたのいる場所を
過去と比べてどれだけのものを得たか
あなたがこの時を生きているだけでも 奇跡のようだわ
ただ 生きて帰ってくれれば それでいいの
そしてもし この子が
あなたの笑顔や 世界を驚かせるようなその心を
少しでも引き継いでくれれば
それで充分なの

あなたが挑もうとしている困難を
私が分かっているだなんて思わないわ
あなたの頭の中で 消しては創られるその世界を
でも 怖くなんてないの
そういう人と結ばれたのだとわかっているもの
ただ 一日の終わりにあなたがここに帰ってきてくれたら
それで充分なの

遺産なんていらないわ
お金なんてなくていい
ただ 私があなたに安らぎを与えられれば
あなたの心の中に 私を迎え入れて…

いつか あなたについて語られる物語の
その一部に私もなりたいの
この瞬間を 第一章にして欲しい
あなたが 生き残ろうと決意する
それで 私はいいの
私たちには それで充分よ
それで充分なの

0 件のコメント:

コメントを投稿