ハミルトン:
リー、降伏するか?
バー:
脇腹を撃たれたんだぞ!
降伏するに決まってるだろ!
ローレンス:
俺は満足したぞ
バー:
急げ、ずらかるぞ!
ハミルトン:
行け! 俺たちの勝ちだ
総司令官のおでましだ!
バー:
楽しい時間の始まりだぞ
ワシントン:
これはどういうことだ?
バー君、衛生兵を呼んでこい
バー:
はい、閣下
ワシントン:
リー、君は信じないだろうが
彼らは決して私の意思で動いたわけではない
務め ご苦労だった
バー:
行くぞ!
ワシントン:
ハミルトン!
ハミルトン:
はっ!
ワシントン:
部屋で話がある
ワシントン:
坊主
ハミルトン:
私は坊主じゃない
ワシントン:
ただでさえ厳しい戦況で
我々は内輪もめなどしている場合では──
ハミルトン:
リーが売った喧嘩を買ったまでだ
ワシントン:
そんなことをしたって何の解決にもならん
南部の同盟地への反感を強めるだけだ
ハミルトン:
その通りです
ジョンはあいつの口を撃ち抜いてやるべきだったんだ
そうすればこれ以上くだらない口を叩けなくしてやれた
ワシントン:
おい坊主──
ハミルトン:
私はあんたの子供じゃない──
ワシントン:
口に気をつけろ
私はお姫様じゃないんだ 他人から守られずとも自分の力でどうにかする
ハミルトン:
チャールズ・リーにトーマス・コンウェイ
あいつらはあなたの名を貶めやがったんだ
ワシントン:
私の名が今までどれだけの泥を被ってきたと思う 今さら気にもならん
ハミルトン:
ああそうだろう 私はあなたの名を持たない
あなたの地位も 土地も持ちはしない
だが、もしあなたが──
ワシントン:
ダメだ──
ハミルトン:
大隊の指揮を私に任せてくださったら
私に指揮権を与えてくれれば
私は惜しみなく戦果をあげて名声を得ることだってできるんだ
ワシントン:
それか死ぬこともある お前には生きていて貰わねばならんのだ
ハミルトン:
死ぬくらい本望だ──
ワシントン:
お前の妻はどうなる 坊主、私にはお前が──
ハミルトン:
俺をあんたのガキのように呼びつけるな──
ワシントン:
アレクサンダー、家に帰れ
これは上官としての命令だ
ハミルトン:
閣下──
ワシントン:
行きなさい
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