2017年4月13日木曜日

Moana - Know Who You Are

私はあなたを探して 水平線を越えてきた

あなたの名前を知っているわ

彼らによってあなたの心は奪われてしまった

でも あなたを形作るのはそんなものじゃないでしょう

これは本当のあなたではない

自分が誰であるのか あなたは知っているはず

Moana - I Am Moana

タラおばあちゃん:
私はとある島に生まれた少女をしってるよ
いつも人の群れからちょっと浮いてる子
その子は海も村の人々も愛していて
家族みんなの誇りなんだ
時に世界はおまえに厳しくもあるだろう
旅のなかで傷を負うかもしれない
でもね 傷はいずれ癒えて
おまえの居場所を教えてくれるのさ

おまえの愛する人々がおまえを変えていく
おまえの学んだことが おまえを導いてくれる
そしてこの地球上のなにものにも
胸の内にある静かな声を黙らせることなどできない
だからその声がそっと囁いてきたら
「モアナ、おまえはこんなにも遠くにきたんだね」って
モアナ、耳を傾けてみなさい おまえは自分が何者かわかるかい?

モアナ:
私が、誰なのか?

私は故郷の島を愛する娘
そして私を呼ぶ海を愛している
私は村長の娘で
私たちは
世界を巡り居場所を見つけた航海者達の子孫よ
彼らが私を呼んでいるの

私は自分の力で今この場所までやって来た
それ以上の道を切り開き 旅してきた
これまでに学んだことも それ以上のものも 私を形作る
それでもまだ 私を呼ぶ声がするの

そしてその呼び声は 外にあるものなんかじゃなかった
私の中にあるんだ
まるで潮汐のように
つねに満ち引きを繰り返す
あなたはずっと私の心とともにあるわ
あなたが私に思い出させてくれる
何もおそれはしない
私は道を知っているのだから

私はモアナ!

Moana - Shiny

ま、タマトア様も最初からこんなイケてたわけじゃない
俺も昔はちっちゃいダセぇカニだったんだ
でも今は最高にハッピーなわけ
なぜなら俺様は美しいからさ、ベイベ
お前のおばあちゃんは「心に素直に生きろ」とか言ったかい?
「大事なのは内面だよ」って?
その言い分を論破してやるならな
お前のばあちゃんは嘘つきなのさ

そんなのより 俺は輝いてるほうがいい
沈没した海賊船に隠されたお宝みたいに
デッキを磨いて
光り輝かせりゃいい
金持ち女の首の飾りみてぇに
ちょっと失礼、なあ知ってるかい?
魚ってのはおバカな連中さ
光ってるもんに飛びつく 単純さね
だからほら見ろ 次々おいでなすった
いちばん光り輝くものを目がけて
いいね、魚のディナーだ

俺様、無料で手に入るメシは大好きなんだ
んでお前さんも シーフードみてぇだ

おやおやおや
マウイ坊やは変身がうまくいかないらしい
ちっぽけな三流半神さんよ
痛そうだな! ひでぇもんだ
がっつり張り切れよ!(釣り針とかけてんの、わかった?)
お前もすっかり落ちぶれちまったもんだ

とはいえ俺様を驚かせたのだけは誉めてやろう
そのいかしたタトゥーもな
お前さん同様 俺様も今じゃアートを身にまとってるんだぜ
隠すつもりもない、無理な話だな

だってあまりにも輝いてるからさ
ダイヤモンドの原石みたいに煌めくのを見ろよ
見せびらかしてやるんだ
俺のお宝そりゃもう光り輝いてる
軍隊を送り込もうが 戦力にゃ足りないぜ
俺様の殻はタフなんだ マウイよぉ
どんだけ頑張ろうとも
ただの半神ぽっちに、この十脚目は倒せねえさ(辞書引いてみな)
お前さんはここで死ぬんだ
お前の胸の痛みごと 俺様が引き裂いてやるよ

お前をかつて捨てた連中と遠くはなれた場所で
お前は自分に価値を感じさせてくれる
人間の愛を求めたわけだ
どんなにタフぶってみても
お前の鎧なんざ結局もろいもんさ

マウイ! お前のケツを蹴っ飛ばしてやる時間だ
俺様ほど光り輝いてるやつ 見たことねえだろ?
目に焼き付けておけよ 拝めるのはこれが最後だからな
残念だったな、友よ 俺様ってば光り輝いてる
さて、お前を喰ってやるから 最後の命乞いをしろよ
俺様のためにさ

お前じゃ俺様みてぇには輝けねえんだ
こんなふうにイカしてキラキラしてたらなぁって思うだろうけどよ

Moana - You're Welcome

ああ、わかってる、こういうことなんだろう
偉大なお方を前にしてるのが信じられないのさ
自分の気持ちもうまく整理できずにいる、可愛いもんだな
ま、人間たちは変わりないみたいで嬉しいよ
しっかり目を開けて、仕切り直そうか
そうさ、現実だよ あのマウイ様が目の前にいるってこと
想像以上なんだろ? このヘアー、このボディ!
半神様を見ているなんてさ

まあ俺から言えるのはとりあえず「どういたしまして」かな?
潮や、太陽や、空のことも
いや、いいんだよ、気にしないで、どういたしまして
俺ってただの平凡な半神なわけだから!

では問題です、親指を2本持ってて、
人間さまが這いつくばってるのを見かねて
空を持ち上げたのは誰でしょう? このヒト
寒い夜に、人間のために下から炎を盗んできたのは?
今あんたがご覧になってる奴さ!
ああ、それに俺は太陽を捕まえてきたな、どういたしまして
日を長くしてもっと皆が楽しめるように
それに風をとらえてみせた、どういたしまして
あいつらが帆を押して木々を揺らすようにね

だからまあ 俺に言えるのはとりあえず「どういたしまして」ってとこ?
海中から島々を引き上げたことも
べつにさ、拝んだりなんてしなくていいんだよ、どういたしまして
俺ってもともとお人好しなとこあるからさ
べつにいいんだよ、どういたしまして

まあでも考えてみりゃ
お嬢ちゃん、話し出したら限がないくらいだぜ
この世の自然現象ぜんぶ 俺のおかげと言ってもいい
潮の満ち引き、草、地面
このマウイの遊びの産物さ
ウナギを殺して 内臓を地中に埋めた
すると木が生えて ココナッツがうまれた
その教訓は? なにをお勉強できる?
やる気になってるマウイ様に手出しはするなってこと
そして俺の肌に彫られた模様は
これまでの勝利の軌跡さ
俺のやってきたことを見てみな 不可能なんてないんだぜ
そこのちっちゃいマウイが小気味よく踊ってるのを見てみろよ
ハ、ハ、ハ、ハ、ハ、ハ、ヘイ!

だからまあとにかく、どういたしましてって言っておくよ
あんたの生きてるこの素晴らしい世界のことも
なあ、べつに気にしなくていいんだよ、どういたしまして
おっと、そういえば俺そろそろ行かなくちゃな
だからさ、今日は君が言える番なんだ「どういたしまして」って
俺にはその船が必要だからね
俺は遠くへ船出するよ、どういたしまして
このマウイ様も 浮かんで海を超えることはできないからさ
べつにいいんだよ、どういたしまして

そんじゃ、あんがとな!

Moana - How Far I'll Go - Reprise

そこに空と海が出会う境界線が 私を呼んでいる
でもそれがどこまで続くのか 知る人はいない
私のいるべき場所がどこかなんて考えるのは終わり
一人きりでも漕ぎ出すの まだ知らない世界へと

どの角を曲がろうと どの道を進もうと
それは私の選んだ道 もう後戻りはできない
私がひとり向かおうとしている 大いなる未知の領域
私が心から望むその場所からは

あのひとが夜の訪れとともに海原に眠るのが見える 私を呼んでいるの
うん わかってる 私なら行けるって
夜空には月が輝き 追い風が私を押してくれる
すぐにわかるわ 私はどこまでいけるのか

Moana - We Know The Way

<サモア語>
我々はこの大いなる海原の
神々に選ばれた旅人だ
試練にも挑んでやろう
さあ行くぞ
ああ! ああ!
前方に島が見える
羽ばたく鳥が我々を導いてくれる
ああ! ああ!
この美しき島こそ
私の探していた場所 ここを我らの故郷としよう


日の出ている間 俺たちは風と空を読む
海風に乗って 広い海原を駆け抜ける
夜にはすべての星々に名前をつける
我々は自分の居場所を知っている
自分達が何者であるのか わかっているのさ

さあ行くぞ!
航路を定めて
進む先々に新たな島を見つける
さあ行くぞ!
俺たちの島を忘れはしない
そして故郷に帰るべき時が来れば
その道もちゃんとわかっている

さあ行くぞ!
俺たちは全てのサインを読み解く冒険者さ
先祖たちの話を途絶えぬ鎖にして語り継いでいく

<サモア語>
ああ! ああ!
この美しき島こそ
私の探していた場所

道はちゃんとわかっている

Moana - How Far I'll Go

思い出せるかぎりいつだって 私は波打ち際を見つめてきた
理由もはっきりとわからないまま
みんなの期待に応えられる いい娘でありたいと願ってる
なのにまた海辺へ戻ってきてしまう どんなに抗おうとしたって

どの角を曲がっても どの道を進んでみても
私の進む道筋は 同じ場所へと辿りつく
行くことができないとわかっているのに
私が心から望むその場所に

空と海が出会うあの境界線が見えるでしょ? 私を呼んでるわ
あれがどこまで続くのか 知る人はいない
海原をゆく私の帆に追い風が吹いてくれたら
いつか知ることができる
どこまでいけるのかなんて 漕ぎ出してみなくちゃわからないわ

わかってるの この島に住む人は誰もがとても幸せそうで
ここではみんな 調和の中で暮らしてる
わかってる この島に住む人はそれぞれが役割を持って生きている
だから私も 自分の役目を果たせばいいのかもしれない

誇りをもって皆を率い 皆の力になってみせる
筋書き通りこなすことに不満はないわ
でも胸の内では違う歌声が響いている
私はどうしちゃったんだろう?

海原を照らすあの光が見える? 目がくらむほどの
でもあれがどれほど深くまで届くのか 知る人はいないわ
まるで私を呼んでいるみたいなの なら見つけにおいでよって
そして私に教えて
あの水平線の向こうには何があるの 私に超えられるかな?

空と海が出会うあの境界線が 私を呼んでるわ
それがどこまで続くのか 知る人はいない
海原をゆく私の帆に追い風が吹いてくれたら
いつか知ることができる
私はどこまでいけるのか

Moana - Where You Are

村長トゥイ:
モアナよ、さあさ、道を開けてくおくれ
モアナ、お前もそろそろ学びだす頃合いだ
このモトゥヌイの村こそはお前の全て
踊り手たちが練習に励んでいる
古くから伝わる唄にのせて

村人たち:
新しい唄なんていらないだろ?
この伝統の唄さえあればいい

村長トゥイ:
伝統の継承こそが私たちのつとめ
そしてモアナ
やるべきことは山ほどある

タロの根に躓かないよう気を付けて
大事なことだよ
私たちは作り出すもの全てを分け合っている
冗談を言いながら カゴを編む
漁師たちが 海から帰ってくるぞ

モアナ:
見たいな…

村長トゥイ:
こらこら行かないで
モアナ、地に足をつけていなさい
村の人々には長が必要なんだ
そしてお前がいずれその役目を果たす

村長トゥイ、シーナ:
いずれその日がくる
ふと周りを見渡して
いまいる場所にこそ幸せがあるのだと気づく

村長トゥイ:
例えばこのココナッツのことを考えてみよう
その木のことを
ココナッツの全てのパーツは
有効活用される
必要なものは全てここにある

シーナ:
繊維から網を作るの
中の果汁は甘く美味しいわ
葉を使って火をおこし
中の果肉は料理に使う

村長トゥイ:
ココナッツのことを考えてみよう
その幹と葉のことを

村長トゥイ、シーナ:
この島は私たちに必要な全てを恵んでくれる

モアナ:
だから誰も島からは出ない…

村長トゥイ:
その通り 私たちはここに暮らし続ける
この島には危険もなく
充分な恵みがある
そして未来を見据えれば
そこにはお前がいる
お前なら大丈夫さ
その頃には全て学んでいるよ
私自身もそうだったようにね

村長トゥイ、シーナ:
自分のいるその場所に幸せを見つけられる

タラおばあちゃん:
私は水と踊るのが好きさ
寄せ波や引き波と
水はいたずらっ子だからね ハ!
思い通りにならないところも好きなんだ
村人たちは私のこと変わり者だっていうだろ
私が自由過ぎるって
でも自分の好きなものがはっきり分かってしまえば
人間そんなもんさ

おまえはあの父親の娘だから
誇り高く 頑固者だよ
親のおしえも大事だけど 覚えておきなさい
いずれ胸の内の声が聴こえるかもしれない
そして もしもその声が
最果ての星を目指すようにと囁いたら
モアナ、その内なる声こそが
おまえなんだ

男たち:
俺たちは繊維から網を作る
中の果汁は甘く美味しい
葉を使って火をおこし
中の果肉は料理に使う

シーナと女たち:
私たちは繊維から網を編む
中身はとても美味しいご馳走
みんなで一緒に唄をうたう
食べさせてやらなきゃいけない
子供達がいるのだから

村長トゥイ:
村の人々は長の私たちを信じてくれる

女たち:
そうよ!

村長トゥイ、シーナ:
村の人々は信じている
この島は我々に必要なものを
すべて恵んでくれるのだ

村長トゥイ:
誰も島を去る必要などない

モアナ:
だから私はここに暮らすの
私の故郷に、村の仲間たちとともに
そして明日のことを想像するとき
そこに私たちはいる
私がこの村を率いていく
それを導いてくれる人々がついている
ともに未来を築いていくの
すべての道はいずれ還り付くのだから

村人たち:
自分のいるその場所に

モアナ:
幸せは見つけられる

村人たち:
自分のいるその場所に
自分のいるその場所に