2016年10月2日日曜日

Hamilton - We Know

ハミルトン:
副大統領閣下
マディソンどの
バー上院議員
これはいったい何ですか?

ジェファーソン:
我々はとある小切手控えを入手している
複数の口座からのものだ…

マディソン:
ぞれぞれ異なる金額で
合計は千ドル近く…

バー:
宛名はミスター・ジェームズ・レイノルズ
発行されたのは1791年のことだね

ハミルトン:
なるほど? 用件はそれだけか?

マディソン:
貴殿はその地位にもとい難しい立場に置かれている──

ジェファーソン:
もっとも人道にもとる行いによって
その立場におかれては危ういものだが──

マディソン:
公に尽くす使命から外れ 私利私欲の道に走るとは──

ジェファーソン:
この証拠により君にはとある疑惑がかかっている──

バー:
移民が我が国の財源を横領していると──

ジェファーソン、マディソン:
新聞の見出しが目に浮かぶ 貴殿のキャリアも終わりだな

バー:
大事な子供達のために貯金してあることを願うよ

バー、ジェファーソン、マディソン:
とっとと故郷に逃げ帰ることをおすすめするぞ!

ハミルトン:
くだらん!
君たちはまったく見当違いの自白をさせようとしてる

ジェファーソン、マディソン、バー:
告白したまえ

ハミルトン:
そんなものは何の意味も持たない
僕から君たちに語るべきことなど何もないさ
ただし

ジェファーソン、マディソン、バー:
ただし

ハミルトン:
もし 僕が法に触れるようなことをしていないと
君たちにこの場で証明できたなら
これから目にすることを誰にも口外しないと 誓えるか?

バー:
今この場に 他には誰も居合わせない

ハミルトン:
承諾するのか?

ジェファーソン、マディソン、バー:
あー、よし

バー:
「拝啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます
そりゃもう 私のようなうだつの上がらない男にも
援助を頂けるくらいには ご清栄であることを願ってます
というのも あれは私の妻でしてね あなたが──」

ジェファーソン:
なあああんと──

ハミルトン:
彼女から誘ってきたんだ
寝室に連れ込まれて 僕にはどうしようもなかった
そしたらレイノルズが強請ってきたんだ
賤しく金銭を要求された
僕は複数回に分けて支払った
この先のキャリアに致命的な傷を負ったかもしれんが
少なくとも書面に矛盾はないはずだ!
ご覧の通り 僕はこれまでのありとあらゆる支払について
記録を残してる
君たちのお手元のリストと照合したまえ
僕は一銭たりとも自分以外の金には手を付けてない
僕の匂いを犬に辿らせたいなら、好きにするがいい
ああ たしかに僕は恥ずべき事をしたさ
だが決して国家を裏切り名誉を損ねたりはしていない
法を犯すような真似はひとつたりともしていないと
はっきりお分かり頂けたはずだ
これで回答に足るかね?

ジェファーソン:
なんとまあ

マディソン:
諸君、行くぞ

ハミルトン:
それで?

ジェファーソン、マディソン:
ここでの話を人々が知ることはない

ハミルトン:
バー!
もしこの先 僕らが対立した時に
君が今の話を僕の不利に使わないという保証はあるのか?

バー:
アレクサンダー、噂は勝手に広まるものだよ
そして我々はお互いに 何を知ってるのか分かってるはずだ

0 件のコメント:

コメントを投稿