2016年10月2日日曜日

Hamilton - Hurricane

ハミルトン:
ハリケーンの目の中には
静寂が広がる
ほんの一瞬のあいだ
黄色い空が

僕が17だった時
ハリケーンが僕の町を破壊した
僕は溺れなかった
死ねなかったんだ

僕は自分の道を書き出した
目に映るすべてを文字にしたためた
僕は書くことで苦難を脱したんだ
ふと顔をあげると 町の人々が僕に注目していた

みんなは寄金を募ってくれた
まったくの赤の他人が
僕の話に心をうたれ 慈善に動いた
そして僕がニューヨークに向かうのに
充分なだけの資金を集めてくれた…

僕は地獄から脱する道を書き出したんだ
革命に向かって文章を書いた
僕の声は自由の鐘よりも高らかに鳴り響いた
僕はイライザが僕のものになるまで恋文に想いをつづった
僕は論文で合衆国憲法を擁護してみせた
無知な者たちの抵抗にも屈さず
この国の金融システムを実現まで書き上げた
そして僕の神への祈りに応えが得られなかった時
僕はいつだってペンを手に取り 自らの救済を書き出してきた

ハリケーンの目の中には
静寂が広がる
ほんの一瞬のあいだ
黄色い空が

母が死んだのは僕が12の時だった
あの人は僕を抱きしめていた
僕らは二人とも病に倒れ 母は僕をずっと抱き締めていた
僕は死ねなかった

バー:
その時を待つんだ…

ハミルトン:
僕は自分の道を書き出そう

バー:
待つんだ…

ハミルトン:
目に映るすべてを文にしたためる…

ワシントン、イライザ、アンジェリカ、マリア:
歴史が行く末を見守っている

ハミルトン:
脱する道を自ら書き出して見せる
人々を驚嘆させるほど真正直に
これはハリケーンの目なんだ
僕の後世への遺産を守るための
これが唯一の道だ…


待つんだ…

ハミルトン:
レイノルズ・パンフレットだ

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