2016年10月2日日曜日

Hamilton - Burn

イライザ:
あなたからの手紙はすべてとってある
初めて読んだ瞬間から
あなたは私のものだと分かった
あなたは私のものだと言ってくれた
あなたは私のものだと思っていた

最初にあなたの手紙が届いたとき
アンジェリカがなんて言ったか知ってる?
彼女こう言ったの
「イライザ、気をつけなさいよ 彼
生き残るためには手段を選ばないタイプだわ」

あなたの言葉で私の五感は満たされた
あなたの綴る文章で 私は無防備になったわ
あなたは連なる段落で 王宮を造りあげた
聖堂を建てて見せた
私はあなたからの手紙を読み返す
答えを探して
一行一行に
なにかの証を
あなたが私のものだった時
世界はまるで
燃えるようだった…
燃えるようだったの…

あなたは彼女からの手紙を世間に公表した
あなたがどのようにその娘を
私たちのベッドへ連れ込んだか 世界に教えて
自分の汚名を濯ぐために 私たちの生活を滅茶苦茶にしたわ
あなたのやった事を知ったとき
アンジェリカがなんて言ったと思う?
彼女、「あなたの夫はイカロスだった
太陽に近づきすぎたのよ」って言っていた

あなたの言葉には 後世へ残す遺産への固執がにじみ出ていた
理性を欠き 取り乱した文章
すべての段落で あなたは自意識過剰で
世界があなたをどう受け取るかを気にして

あなたは本当に、自分のことばかり…

私はこの物語から 自分の存在を消すの
後世の歴史学者は勝手に考えればいいわ
あなたがイライザを傷つけ 心を打ち砕いたとき
彼女が一体どんな反応をしたのかって
だから 燃やしてしまうの
燃えてしまえばいい
世界は私の心を知る権利を持たないし
私たちのベッドに入る資格もない
私がなんと言ったか 知ることはないの
私は記憶を火にくべる
あなたを救ったかもしれない手紙を 燃やしてしまうわ
あなたは私の心に触れる権利を失った
私たちのベッドにあなたの居場所はない
あなたはご自分の仕事場で眠るのよ
ただ あなたが私のものだった頃の
記憶だけを抱えて
あなたなんて 燃え尽きてしまえばいい

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