イライザ:
死なないで…
ハミルトン:
あんなに気落ちした閣下を見たことがない
あの人の手紙は俺が代わりに書くようになった
大陸会議は「英国軍に攻撃を仕掛けろ」などと言ってくる
俺は反論する、我々は自軍の馬を食べるまでに困窮しているのだ
地域の商人たちは我々への商売も手助けも拒む
英国の金しか受け取らないんだ とにかく資金援助を求む
ワシントン:
援軍はこない
ハミルトン:
しかし、閣下!
ワシントン:
聞いてくれ、アレックス
我々が勝つには一つしか道はない
敵を徹底的に 挑発してやるんだ
ハミルトン:
それだ
ワシントン:
真っ向からは挑まず 夜襲をかける
敵が逃げ出すまで容赦なくやれ
ハミルトン:
どうしたって英国側に損失しか生まれないようにする
ワシントン:
逃げ切るんだ
より長引かせて
攻撃したら すぐに退却を
このどん底を抜け出すまで 生き残る
いずれにせよ大きな犠牲は避けられないだろう
ハミルトン、ローレンス、ラファイエット:
乾杯!
マリガン:
俺はニューヨークで 見習い修行に戻る
ラファイエット:
俺はフランスに援助を頼む
フランス軍が船を出してくれたことを祈ろう
ローレンス:
俺はハミルトンとともに活動を続け
奴隷制度に反対する論文を書く
毎日が 俺たちの友情と勇気への試練でもある
ハミルトン:
俺たちは敵の兵站線を断ち 禁制品を盗む
地の利をいかして戦場を選ぶ
「閣下、私に指揮権を」 と毎日のように頼むが
毎度
ワシントン:
だめだ
ハミルトン:
すげなく断られる
ハミルトン:
俺のかわりに チャールズ・リーが昇格した
閣下はあいつを副司令官に
リー:
やったー!!
ハミルトン:
賢明な人選とは思わないね
モンマスの戦いでビビった奴は とんだ失態をやらかした
ワシントン:
総員、突撃!
リー:
退却しろ!
ワシントン:
突撃だ!
リー:
退却だ!
ワシントン:
リー 一体何をやっている? 立て直せ!
リー:
だって敵があんなに かないっこない!
ワシントン:
私の命令が聞こえなかったのか!?
ハミルトン!
ハミルトン:
ここに、閣下!
ワシントン:
ラファイエットに指揮を任せろ!
ハミルトン:
了解しました!
ローレンス:
猛暑のなかで千人近くの兵が命を落とした
ラファイエット:
そうしてギリギリのところで敗北を免れた
ハミルトン:
すべてを無くしたチャールズ・リーは
誰彼かまわずこんなことを吹聴するようになった
リー:
ワシントンは無能で優柔不断
なんの危機にも対応できない男だ
この革命で奴が役立てることといえば
マウントバーノンに戻ってタバコの木でも植えるくらいさ
ワシントン:
放っておくんだ
いずれ歴史が奴の誤りを証明する
ハミルトン:
しかし、閣下!
ワシントン:
戦に集中しろ さあ行くぞ
ローレンス:
あのリーの野郎 誰か黙らせるべきだ
ハミルトン:
上官直々の命令があっては俺には逆らえん
ローレンス:
なら 俺がやろう
アレクサンダー 君が一番の親友だ
ハミルトン:
ローレンス、無駄撃ちはするなよ
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