2015年2月3日火曜日

The Book of Mormon - Sal Tlay Ka Siti


いつか母が話してくれた
滝が流れ ユニコーンが空を駆ける場所のことを
そこでは痛みも苦しみもなくて
死のかわりに笑みが溢れていると
ずっと ただの空想の話だと思っていたわ
私が辛い時に 気を紛らわそうとしたのだろうと
でも今ならわかる そこは実在するんだって
そしてその名も知っている

サル・トレイ・カ・シチ
ただのママの作り話じゃない
ウーターにある村で
そこの家々の屋根は黄金葺きだって
ただ信じることさえ出来れば
確かに行くことができる
楽園行きの次のバスに乗って
サル・トレイ・カ・シチ

ありありと想像できるわ
その完璧で幸せな場所が
ヤギ肉が余るほどあって
ビタミン注射だって ケースで置いてある
そこでは将軍も優しくて
道を渡る人を助けてくれるの
そこらじゅうに赤十字があって
食べたいだけの小麦粉をくれる

サル・トレイ・カ・シチ
そこは地上の楽園
ハエに目を齧られることもなく
人の命に価値がある
おとぎ話なんかじゃない
まぎれもなく現実にある場所
悪の存在しない土地
サル・トレイ・カ・シチ

住人はきっと皆 心が広くて
あなたが誰であろうと気にしない
だから願うわ 私がそこに辿りついた時
皆に溶け込めるように
私 馴染んでいけるかしら?

サル・トレイ・カ・シチ
希望と喜びの地
そこに行くためには
ただあの白人の男の子に従えば良い

ママ あなたは正しかった
嘘なんかじゃなかったのね
その場所は本当にある 私はいま飛び立つわ

もう向かうところ
じきに人生は こんなにクソじゃなくなる
救いが姿を現したわ
その名は サル・トレイ・カ・シチ

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