2015年6月1日月曜日

Tim Minchin - If I Didn't Have You

Yeah Yeah
君がいなかったら

もし君が こうして僕を抱きしめてくれなかったら
もし君が 夜をともに過ごしてくれなかったら
もし君が 僕の隣に横たわり
優しくキスをして 僕の涙を拭い去ってくれなかったなら
僕はきっと
ほかの誰かを見つけてたと思う

君がいなかったら ほかにも代わりはいるんだ
君の愛は百万に一つで
どれだけのお金を出したって買えるものじゃない
とはいえ99万9999の ほかの愛の可能性も僕にはあったわけで
統計的に そのうち一部は君と同程度に素敵な相手だったはず
もしくはまあ 君ほど良い人じゃなかったとしても
たとえば 君より賢いとか
バカだけどスポーツが得意とか
まあつまり何が言いたいかというと
僕は多分(他の誰かを見つけてる)

君がいなかったら ほかにも代わりはいるんだ
だからって決して 僕らの関係にケチつけるつもりはないんだけど
ただ 我々の思い描く運命っていう欠陥だらけの概念に
カオスが及ぼす影響を鑑みたときに
僕が「運命の相手」をたった17歳で見つけたって考えるのは
無理があると思うわけで
だって僕がたまたま パースの大学にいたときに
地球上でたった一人 僕のために存在する女の子と
偶然出会えただなんて考えるのは数学的にありえないだろ

んで この反論に従ってさらに推測するなら
愛ってのは 運命的な完成されたものとはほど遠くて
絆はそもそも段階を追って深められていくものだし
愛情ってのは時間とともに育まれるもの

そう たとえば
花とか
キノコとか
モルモットとか
ブドウとか
海綿動物とか
偏見とか
…バナナとか みたいにさ

だから愛は 日々繰り広げられる出来事で共有する経験とか
共存し共感することで生まれる調和とか なんか
そんな感じのものによって強くなるはずで

だからこそ たとえば君が明日 どっか高所から転落したり
何か悪いものに感染したりしちゃったら
僕が心から悲しむってことは
わざわざ口にしなくたって わかりきってると思うんだけど

ただ 僕が言いたいのは
君だけが特別ってわけじゃないんだ
いや違う その 君のこと特別だとは思うんだけど
それは正規分布曲線内にあるってこと

だからその 何が言いたいかというと
僕は多分(他の誰かを見つけてる)

だってたとえばさ
僕の最初のガールフレンドだったジャッキーが
1993のステフん家のパーティで 僕がウィンストンの元カノのニアにキスした時
僕をフらなかったとしたら
その出来事が起こらなかったことによって 様々な要因が変わりえて
僕が君と出会わなかった可能性だってあったわけだ
つまり理論上の仮定では 人生が今の状態とは異なって
僕は君の夫じゃなく 君は僕の妻じゃない
そういうパラレルワールドがあり得ることになる
そこでは僕はLA在住のスタントマンで
金髪で小柄なポルトガル人のプロスキーヤーと結婚してて
彼女はトレーニングしてない時には抽象画を描いたり
ヨガをしたり自家製ビールを作ったりする
あとホームビデオを撮るのが大好きで
首から下の脱毛症で悩んでるんだ

でも僕の全身全霊をこめて
ひとつだけ確信してることがある
僕の人生はこのひとつきりで
真実愛する人も一人きりで
僕にとっては君がそうなんだ

そしてベイビー それが君でなかったら
(僕は正直思うに)
多分
(他の誰かを見つけてる)
そうだ

(君でなかったら)
君がいなかったら
ほかにも全然 代わりはいる

0 件のコメント:

コメントを投稿