こんにちは
ジェマイン:
やあ
ブレット:
こんにちは 公園で座ってるそこの彼
ジェマイン:
うん…? いま挨拶したよね 公園にいるそこの彼女さん…?
ブレット:
調子どうなの?
ジェマイン:
えっと
いいよ おかげさまで
ブレット:
元気そうね
ジェマイン:
え?
ブレット:
元気そうねって言ったの
ジェマイン:
ああうん まあ
ブレット:
ジェニー
ジェマイン:
なんです?
ブレット:
ジェニー
ジェマイン:
いや 申し訳ないけど誰かと間違えてるんじゃ
ブレット:
いえ私 ジェニーよ
私の名前がジェニーなの
ジェマイン:
あっ 君が ああそうね ははははは…
ついてっきり いやもう まったくおかしな勘違いをしたもんだ
初めましてジェニー
ブレット:
私たち会ったことあるのよ けっこう何度もね
ジェマイン:
ああ そうだったよね勿論
つまり君と 初めましたねっていう その 初めて会った時にね?
それでえっと どこだったっけ
僕が君と初めて 初めましてをしたあの時って
ブレット:
パーティーよ
ジェマイン:
そうだった! あのつまんない職場の集まりじゃなかった?
ブレット:
違うわ
ジェマイン:
うん だから「じゃなかった」って言ったんだ
共通の友達のパーティーだったり…した? しなかった? そう? 違うっけ?
ブレット:
そうよ
ジェマイン:
ああ だと思った
ボビーのだろ
ブレット:
いいえ
ジェマイン:
ダグの?
ブレット:
いいえ
ジェマイン:
D-ドッグの?
ブレット:
違う
ジェマイン:
マクスウェル?
ブレット:
違うわ
ジェマイン:
アンディの?
ブレット:
ええ アンディのよ
ジェマイン:
ああ アンディのパーティーね そうだった
ああ アンディはすごくいいパーティーをやるよね そう思わないかジェニー?
ブレット:
ええ、私アンディのパーティーは大好き!
ジェマイン:
僕も大好きだよ アンディのパーティー
そりゃもうクレイジーなパーティーでさ
あの野郎 元気にしてんのかな?
ブレット:
ええ 彼女は元気よ
ジェマイン:
ああそうだった…
僕が性別忘れるとアンディ怒るんだよね
ブレット:
私たち一緒に映画を観たのよ
ジェマイン:
そうだね なんか シンドラーのリストみたいだけどそうとは限らない感じのだった?
一緒に観てさ 泣いたんだよね
ブレット:
観たのはポリスアカデミー4よ
一緒に散歩もした
ジェマイン:
それは徒歩で行ったよね 僕の記憶が正しければ
ブレット:
二人で丘の頂上まで歩いてサンドイッチを食べたわ
ジェマイン:
そう サンドイッチを掴んでさ 口に入れたね
そうそう サンドイッチはそう食べるもんだよな
ああジェニー どうなんだい 君まだ歩くの? まだサンドイッチよく食べるわけ?
ブレット:
今もよく歩くけど そんなにサンドイッチを食べるわけじゃないわ
ジェマイン:
そっか
ブレット:
丘の上で何があったか覚えてる?
ジェマイン:
まあ そこそこ
ブレット:
二人で展望台に立ってた
ジェマイン:
ああ 展望台で何したかははっきりと覚えてるよ
ぼくらは街を展望したんだ その丘のてっぺんの場所からさ
あそこから眺める景色はほんとうに綺麗だったな
建物や車の灯りが まるで夜空に美しく輝く星々を 反射しているかのようだって
ぼくら語り合ったよね あの夜にさ
ブレット:
行ったのは昼間よ
ジェマイン:
つまりあの最高の夜の昼間にさ
ブレット:
あなた 私になんて言ったか覚えてる?
ジェマイン:
えっと はっきりと言葉ぜんぶを覚えてるわけじゃないけど
動詞をいくつか言ったような
ブレット:
あなたは「また一年後にここで会おう」って言った
すこし頭を整理する時間が必要だからって
その様子じゃどうやら綺麗さっぱり片づけちゃったみたいね
ジェマイン:
ラララララララララララララ
ブレット:
私たち子供もいるのよ
ジェマイン:
なんだって?
ブレット:
子供がいるの
ジェマイン:
そんな なんで言ってくれなかったんだいジェニー?
その丘の上に行って 僕らが甘い そうその甘いサンドイッチを作った日にさ
その子 僕に似た眼をしてるのかい 喋り方は似てる?
僕の面影を少しでも宿してる?
ブレット:
いいえ全然似てない だって養子を貰ったんだから
忘れるなんて信じられない
とても大変な手続きを踏んだじゃない!
ジェマイン:
ええ うん あのさ
それ本当に僕だったのかな ジェニー?
ブレット:
間違いなくあなただったわ ジョン
ジェマイン:
僕 ブライアンなんだけど
ブレット:
うそ!? やだ本当にごめんなさい!
ジェマイン:
いや 気にしないで
ブレット:
本当にひどいことを 申し訳ないわ
ジェマイン:
ううん いいんだよ
ブレット:
いやだ本当に恥ずかしい!
ジェマイン:
いいんだ 気にしないでよジェニー
いや正直マジでほっとした
そういうの よくあることだし
僕ってそういう感じの顔してるんだろうな
ブレット:
そうなの ジョンもね あは
そういう感じの顔の人なの…
ブレット&ジェマイン:
(ぎこちなく笑う)